生活をしているうちに自然と出てしまうのが家庭ゴミ。
思ったよりもゴミが出てしまい、ゴミ袋に入らない…なんて経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。
ゴミが多いと、環境にもお財布にもダメージがあるので、できれば少なくしておきたいところです。
そこで今回は、家庭ゴミのおすすめの減らし方を8個ご紹介します。
家ですぐに実践できるものもたくさん挙げているので、ぜひ参考にしてくださいね。
家庭ゴミを減らすとどんないいことがあるの?

家で出るごみ(いわゆる家庭ゴミ)を減らすと、環境だけでなく、家計にもメリットがあります。
環境にもお財布にも優しくできると思うと、やらない手はありませんよね。
そこでまず、ゴミを減らすメリットについて、環境面と家計の面でそれぞれご紹介します。
ゴミを減らすモチベーションをアップさせるためにも、ぜひご覧ください。
地球環境の保護につながる
家庭ゴミを減らせると、地球環境の保護につながります。
ゴミ削減の話題が出る度によく言われることなので、知っている人も多いのではないでしょうか。
- ゴミを処理・運搬する際の二酸化炭素の排出を抑える
- 資源の無駄遣いが減らせる
- ゴミが減れば最終処分場がその分長く使えるようになる
簡単にですが、一例としては上記のような影響を及ぼします。
将来のことも考えると、少しでも意識して生活しておくに越したことはありません。
無駄な出費がなくせて節約できる
家庭ゴミを減らすと、節約できる点も見逃せませんね。
まず、ゴミが減れば、ゴミ袋のサイズを小さくできます。
ゴミ袋って意外と価格が高くて、サイズが大きくなるごとに価格も上がるんですよね…。
分かりやすいように札幌市の指定ゴミ袋を例に挙げてみると、価格の違いは以下の通り。
容量 | 5リットル | 10リットル | 20リットル | 40リットル |
価格 | 100円(10枚1組) | 200円(10枚1組) | 400円(10枚1組) | 400円(5枚1組) |
20リットルのゴミが10リットルに減れば、200円も安くできるのが分かりますね。
また、ゴミを減らそうとすると、必然的に無駄な出費を減らせる点もメリットです。
浮いたお金を趣味や他のことに回せるため、節約アイデアのひとつとして採用するのもありでしょう。
「将来のことを考えるのは大切だけど、すぐに実感できるメリットもあったほうが嬉しい!」と感じている人にとって、かなり魅力的なポイントだといえますね。
家庭ゴミを減らすための方法8選

ここまで、ゴミを減らすことで得られるメリットを簡単にご紹介しました。
とはいえ「家庭ゴミを減らそう!」といわれると、ちょっとハードルが高そうに感じてしまう人もいるでしょう。
そこで今回は「日常的に取り入れやすく」「すぐに実践できる」おすすめのアイデアを8個ご紹介いたします。
全てを無理に行う必要はないので、できるものから取り入れてみてくださいね。
詰め替え用を買う
詰め替え用が売られている商品は、積極的に活用しましょう。
例えば、洗剤やシャンプーなどは詰め替え用が発売されているのをよく見かけますよね。
既に本体を持っているなら、ちょっとした手間はかかりますが詰め替えて使うとプラスチックゴミを減らせます。
お風呂に入ったときや洗い物をするときなど、「ついで」で詰め替えると面倒臭さが軽減されるのでおすすめです。
詰め替え用は本体よりも安い価格に設定されている事がほとんどなので、生活用品にかける費用を安くできるのもうれしいポイントだといえますね。
食べきれない分は買わない
ゴミを減らすなら、食べきれない量の食品を買わないようにすることも大切です。
期限が過ぎるとそのまま捨てなければならず、ゴミの量も増えますし、無駄な出費にもなります。
本来ならば食べたはずのものを捨てるのは、気分も良くありませんよね。
買い物に行く前に、家にある食材や調味料などを確認して、うっかり同じものを買わないようにするのもおすすめです。
量り売りやバラ売りなど、細かく量を選べる食材などを上手く使いながら、期限内に食べきるようにしましょう。
「とりあえずもらう」をやめる
生活をしていると意外とやりがちな「とりあえずもらう」をやめるだけでも、ゴミを削減できますよ。
コンビニやスーパーでもらえるお箸やスプーンなど、なんとなくもらっていませんか?
もらったものの使わないまま、家の中にどんどん溜まってきている人もいるでしょう。
「結構スプーンが溜まってきたし、今後使いそうにないから捨てるか…」なんてことをしている場合は注意が必要です!
大体のコンビニやスーパーでは「お箸はお付けしますか?」といった感じで聞いてくれるため、そのタイミングで「いりません」と答えてみてくださいね。
エコバッグを使う
エコバッグを持っていない人は、この機会に手に入れておくのもおすすめです。
2020年の7月からレジ袋が有料化されて以来、レジ袋は1枚あたり2〜5円ほどで購入しなければならなくなりました。
エコバッグを使えばレジ袋分のお金が浮きますし、加えてプラスチックゴミの削減も可能です。
もし1ヶ月に合計20回ほどコンビニやスーパーに行くと考えたら、40〜100円ほど浮く計算に。
さらに1年間エコバッグで買い物をしたときのことまで考えると、480〜1,200円ほどと、意外にも大きい金額になります。
有料化以降、エコバッグを持っている人を見かける機会が増えてきたため、今までエコバッグを持つのに抵抗を感じていた人でも持ち歩きやすいでしょう。
まだ使えそうなものは修理して使う
家電が不調なときや、家具が壊れかけたときはすぐに買い替えず、修理をして使い続けるのもゴミを減らすためのアイデアです。
最近ではネットで簡単にやり取りをできる業者も増えてきたので、忙しい人でも空いた時間で依頼ができますよ。
もしもまだ保証が適用される期間であれば、正規の料金よりも安く修理してもらえることもるので、一度保証書を確認したり、メーカーに問い合わせをしてみるのもよいですね。
また、もしも使える状態で買い替えるなら、フリマアプリやリサイクルショップなどを活用して、必要としている人に譲ることも考えてみてください。
マイボトル・マイ箸を活用する
飲み物を外出先で買うのを避け、マイボトルを持ち歩くのもゴミを削減するのに役立ちます。
「マイボトル」なんておしゃれな言い方をしていますが、要は家で好きな飲み物を作って、ボトルに入れるだけでOKです。
なんなら、家にあるペットボトルをマイボトル(?)として使うのもありだと思います。
あとはマイボトルとあわせて、マイ箸を持ち歩くのもおすすめ。
いわゆるお弁当箱に入れているお箸みたいな感じで、お箸を持ち歩くだけです。
割り箸をもらう必要がなくなるので、森林の保護につながります。
この記事を書くにあたって調べたところ、たくさんのお店でマイ箸持参によるサービスを受けられる事が判明しました。
例えばくら寿司だと、以下のような取り組みが行われているようです。
くら寿司では、環境保全の取り組みとして「今すぐできる、エコにいいこと」を合言葉としMyお箸を持ってきて頂いたお客様にお1人様につき10円値引きをしております。一緒に環境問題に取り組みたいと考えております。
引用:くら寿司「環境保護活動への取り組み」
生ゴミは生ゴミ処理機で軽くする
生ゴミが多いなら、生ゴミ処理機の導入を考えてもよいかもしれません。
生ゴミ処理器は、中に生ごみを入れておくだけで水分が飛び、肥料として使えるようにできるアイテムです。
特有の嫌な匂いも軽減するうえに、水分が飛んだ分量が減るので、ゴミとして捨てたい場合にも役立ちますよ。
自治体によっては生ごみ処理機を購入する際に助成金が出る場合もあり、安く手に入れられることも。
ただ、購入できる商品の種類や申請する方法は自治体によって異なります。
気になる人はお住まいの自治体のホームページをチェックしたり、問い合わせをしたりしてみてくださいね。
圧縮ゴミ箱を活用する
最後にご紹介するのが力技で恐縮ですが、圧縮ゴミ箱を使うとゴミの量をグッと減らせます。
(正直「ゴミを減らす」の目的とは異なりますが…一応こんなのもあるよということでご紹介しておきます!)
名前の通りゴミを圧縮して小さくできるゴミ箱で、ゴミの量が多くてゴミ袋から溢れてしまう…という人必見のアイテムです。
ゴミが圧縮できると、ゴミ袋も小さくできるため、経済的ですね。
これまでご紹介したアイデアを実践しつつ、ダメ押しで圧縮ゴミ箱を使う…といった方法もありでしょう。
ゴミを減らして地球にもお財布にも優しい生活をしよう

ゴミを減らすと、自分にも環境にもよいことが分かりました。
日頃からちょっとした意識をしておくだけで、家庭で出るゴミは減らせます。
これまではなんとなく面倒に感じていた人も、この機会にチャレンジしてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したアイデアをご活用して、地球にもお財布にも優しい生活を心がけてみてくださいね。
